プレスリリース 2005/3.26 | |
比残留2世の身元捜し、国籍確認推進に向け、 「市民と国会議員の会」設立準備会が開催されました |
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3月25日、PNLSCの呼びかけで「フィリピン残留日本人の国籍問題等の解決を求める市民と国会議員の会」の設立準備会兼勉強会が参議院議員会館にて開催され、議員および議員秘書、PNLSC理事、会員、弁護士、報道関係者など20数人が参加した。 はじめにPNLSCスタッフが、今年1月から3月までにダバオ、セブ、バコロド、イロイロなどフィリピン各地で行った現地調査の様子やインタビューした2世1人ひとりの素顔を、映像で紹介。「彼らは貧しく、教育レベルも低い。その中で父親がどうなったか、ということを本当に知りたがっている。自分のルーツを知りたいと願っている。それに応えたい」など感想も交えて報告した。 次に、PNLSCの河合弘之代表(弁護士)が、フィリピン残留日本人の歴史、実態、国籍問題を報告した。「中国残留孤児に比べてフィリピン残留孤児問題に厚生省が冷たいのは、後者がハーフだから。しかしそれは不当な差別だ」と強調した。そして、「2世は高齢に達しており、問題解決が急がれる。今から2年以内に解決したい。そのためには官政民が一致協力し、インドシナ難民問題でとられたような横断的なプロジェクト方式で取り組む必要がある」と提起した。 参加した井上和雄議員(衆議院・民主党)は「この問題には以前から関っててきたが、今後も解決に努力したい。各省庁担当者を呼んで話を聞くなどの取り組みが必要だ」と挨拶した。 最後に、高野敏子事務局長が「今年は戦後60年の節目の年。ぜひとも残留日本人2世の集団帰国を実現させたいのでお力をお貸しください」と挨拶。フィリピン残留日本人問題の早期解決のため、他議員への呼びかけを継続し、議員連盟をつくることが確認され、閉会となった。 |
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この件に関する取材・問い合わせは フィリピン日系人リーガルサポートセンター事務局 石井・松本までお願いします。 |