プレスリリース 2007/2.15 | ||
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戦争によって日本とフィリピンで生き別れになり、お互い死亡したと思っていた兄弟妹が、PNLSCとテレビ番組からの呼びかけを通じて消息を確認。1月18日、電話による涙の再会を果たした。鶴岡さんご兄弟妹が連絡を取れたのは実に66年ぶりだ。 「生き別れた兄を探してほしい」−鶴岡ファミリーが、PNLSCによる聞き取り調査のためダバオ日系人会を訪れたのは昨年の8月だった。鶴岡ファミリーは1993年から、同日系人会に登録を行い兄の消息を捜し求めていた。ご兄弟の父、鶴岡亀雄さんは1920年代にダバオへ三井物産木材部の監督として渡比、ルフィナ・ロメロさんと結婚、5人(4男1女)をお子さんをもうけた。 戦前に帰国した熊本県在住の博さん(73歳、)と、ミンダナオ島北アグサン州在住の鶴岡サトルさん(71歳)、マサコさん(69歳)、ノボルさん(66歳)、ヨシミさん(63歳)は戦中の混乱、そして父鶴岡亀雄さんがマラリアで亡くなったことにより、お互いの消息が確認できなくなった。 戦中は、爆撃を避けるため、兄妹たちは母とともにミンダナオ島の各地で避難生活を送った。鶴岡さんの話が、昨年12月27日にTV東京で放映された「徳光和夫の家族愛は海を越えて8」のなかで取り上げられ、サトルさんが兄、博さんの身体的な特徴などを視聴者に向けて語った。その番組を観た博さんのご長男が、TV東京に連絡を入れたことで、今回の再会が実現した。「声を聞いたときは言葉にならなかった」「こちらの家族の顔を見に来て欲しい」などと語った。長男博さんは、「近いうちにフィリピンの家族に会いに行きたい」とフィリピンへの里帰りを計画されている。 (猪俣典弘) |
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