2006年2月3日
昨日、就籍許可がおりたフィリピン残留日本人(日系2世)のCarmen Ebeこと井手端和子さん(82歳)、Sanay Lumbayonこと井手端早苗さん(77)姉妹からよろこびのコメントが入りました
2006年2月2日、東京家庭裁判所により、上記2名(井手端姉妹)の就籍を許可する審判がおりました。この結果は、昨夕、在フィリピンダバオの日系人会(PNJK)の会長により、井手端姉妹の自宅にて報告されました。井手端早苗さんは、朗報にしばらく言葉もなく、目に涙を浮かべていたとのことです。和子さんは、支援者へ感謝の言葉を述べました。本日、お二人のコメントを直接電話で聞くことができましたので、お知らせします。

井手端和子(ビサヤ語から翻訳)

早苗さん(左) 和子さん(右)ジュセブン会長(後ろ左) 竹沢大助さん(後ろ右)

 「とてもうれしい。サポートしてくれた方々に本当に感謝しています。日系人として登録してから、長いこと待っていました。やっと結果がでて本当にうれしいです。日本に住みたいけれど、とりあえず子供と孫に日本に行ってもらって、その後訪問して、日本のいろいろなところを訪問してみたい。今は費用がないからそれはできない。日本に行きたい気持ちがとてもあります。」

井手端早苗(本人の言葉(日本語)そのまま)
「私がねえ、私たちが、戸籍謄本を、年をとってから、とれたことに心がうれしくなったのよ。私の子どももみんなうれしくなって。長い間、これを待って、ほんとうにうれしくなった。ほんとにありがとうございました。みんなによろしくお伝えください。(この前)日本に行って、同窓生にも会って、うれしかった。長い間これを待って、今戸籍があって、本当にうれしかった。(日本には)お金があったら戻りたいのよ。私の子どもといっしょに戻ります。」

今、お二人はダバオの日系人会(PNJK)に赴き、就籍届の記入等を行っています。
Philippine Nikkei-Jin Kai (PNJK)(在ダバオ日系人会)Mamay Road, Lanang, Davao City 8000 Philippines
Tel 63-82-234-2697 Fax 63-82-233-2546
Juseven Austero (ジュセブン・アウステロ会長)
《この件に関する問合わせ先》 
特定非営利活動法人 フィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)
〒160-0004 新宿区四谷1-21 戸田ビル4階  Tel 03-3355-8861
Fax 03-3355-8862  E-mail info@pnlsc.com  HP http://www.pnlsc.com
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