6月1日、第1回通常総会がPNLSC事務所（新宿区四谷）にて行われました。平成16年5月31日に当団体がNPO法人化されて以来、初めての総会です。議題は去年度の事業報告と決算報告及び監査報告、今後の活動方針及び今年度の事業計画と予算案、役員と事務局の体制で、各案協議のうえ、すべて承認されました。

１．比日系人に関する調査研究事業

�@ 身元さがし（身元未判明2世1099人を対象。うち244人について照合。）
�A 現地聞き取り調査（のべ258人の2世について完了。）
�B 政策提言「フィリピン日系人の法的・社会的向上に向けた政策のあり方に関する研究」完成。(東京財団助成・研究者代表：河合代表理事)

２．比日系人の日本国籍取得支援事業

�@ 就籍（申立2名）
�A 2世の戸籍登載（身元調査により身元が判明した2世の出生・婚姻等の届出支援。マニラの連合会より27件、ダバオのPNJKより3件、計30件の依頼を受理。うち11件届出済）
�B 3世の戸籍登載等（4人を支援。相談随時。）

３．広報活動　　

�@ PNLSCニュースの発行（5回発行）
�A ホームページの開設　　

４．ロビー活動　「比残留日本人の国籍問題等解決を求める市民の会」立ち上げ

2004年度の会費、寄付金の収入は合わせて132万円となりました。会費は団体正会員として9社、個人正会員として15名、個人賛助会員14名から受領させていただきました。また、鹿児島遺族会からは50万円、他個人9名からの寄付金を頂戴しました。皆様の暖かいご支援に心より感謝申し上げます。去年度は、支出が収入を上回り、220万円のマイナスとなりました。よって、今後は、広報、啓蒙活動による新規会員獲得が大きな課題となっています。また今年は残留日本人の集団帰国や、さらなる就籍申立を計画しております。今年度も引き続きのご支援、どうぞよろしくお願い申し上げます（決算の詳細は議案書をご覧ください）。

■ 通常総会議案書