フィリピン残留日本人2世は、101人となりました。
就籍によるフィリピン残留日本人2世の国籍回復支援は、
日本財団と協働事業として取り組んできました。
2004年当時、肉親が判明しない中国残留日本人の国籍回復手段として定着していたものの、
フィリピン残留日本人では就籍許可がおりた事例はゼロでした。
2004年8月に申立てした井手端姉妹に、1年半後の2006年2月に許可がおりたのが初事例ですが、
申立後に父親の戸籍が判明していました。
2007年9月、身元未判明でサカモトフアニタさん、ヨシカワメレシアさんに就籍許可がおり、
その後、身元未判明、判明を問わず、許可件数が増え、今般100件を突破しました。
最近は、申立てから許可までの期間も短く、許可事例の内容も、多様化してきています。
他方、証拠の少ない身元未判明ケースでは、許可を得ることが難しくなっていますが、
その打開策として、フィリピンの各地日系人会及びフィリピン外務省の調査、認証をもとに作成された
「フィリピン残留日本人2世孤児名簿」が、申し立て中の残留2世40名の日本人性を
証する証拠として力を発揮することが期待されています。
この件に関する問い合わせ先
特定非営利活動法人 フィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)
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