今年も集団一時帰国(8月5日から11日迄)が無事終了いたしました。
みなさまからの沢山のご支援、誠にありがとうございました!

 帰国中の行動を、簡単に紹介いたします。

8月5日(火)羽田空港記者会見
 羽田空港に到着した一行は、空港内で記者会見に臨み、父についてや自分たちの生い立ちに
ついてを語り、日本国籍取得への思いを語りました。
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8月6日(水)/8月7日(木) 調査官面接
就籍許可を申立中の一行は、さくら共同法律事務所で担当弁護士との面談の後、
東京家庭裁判所で調査官による面接を受けました。
父についての証拠が少なく、記憶が伝聞のみという人もありました。
面談後はみな一様に緊張から解き放たれ笑顔になりました。

8月8日(金)外務省・フィリピン大使館表敬訪問

 午前に外務省を訪問し、孤児名簿の認証等日頃の協力に感謝を述べました。
外務省からは、今後のさらなるご支援と労いのお言葉をいただきました。
午後にはフィリピン大使館を訪問し、フィリピン大使、次席大使、総領事に面会頂き、
残留日本人2世から日頃の協力に感謝の意を伝えました。
フィリピノ語で話せる安心感でリラックスした2世たちは自らの思いを大使らに伝え、
大使からは暖かい励ましと、この問題について社会へ積極的に啓蒙すべきとの提案をいただきました。

8月9日(土)鎌倉・江の島観光
 帰国後は緊張の連続でしたが、息抜きも兼ね、バスで鎌倉大仏・江の島水族館へ行きました。
ボランティアや一般参加も含め約30名で、とても賑やかな旅となりました。DSC_1577.JPG
8月10日(日)帰国集会
 台風が近づく中、四ツ谷の主婦会館で帰国集会を開きました。
第一部では、日本財団の松岡氏から残留日本人2世問題についての概要説明の後、
白日光弁護士により、樺太とフィリピンを比較しながらの残留問題についての解説がありました。
第2部では、残留者がそれぞれの思いを語りました。
悪天候にもかかわらず、多くの方にご参加頂きました。
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8月11日(月) 日本財団表敬訪問
最終日には日本財団を訪問し、残留者たちから日本財団へ、日頃の支援に対し感謝の意を伝えました。

 この他、身元判明済みで就籍許可となった新ビエンベニドトシオは、
日本旅券でフィリピンを出国をしようとした結果、フィリピン入国管理局から
外国人としての滞在費などおよび罰金を支払うように命じられ、
予定より日本入国が1日遅れるトラブルがありましたが、無事に父の出身地鹿児島で、
親族と対面することが出来ました。
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詳細については、次号ニュースレターでご報告いたします。


この件に関する問い合わせ先 
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