参議院外務防衛委員会でフィリピン残留者問題が取り上げられました

５月２５日１０時から開催された参議院の外交防衛委員会において、立憲民主党の白真勲議員が、無国籍のフィリピン残留日本人に関連する質疑を行いました。

白議員は、「この問題は、１９９５年から外務省の協力で調査が実施されてきた。長年にわたり問題が存在することは認識されてきているが、現在２世の平均年齢は８１歳。一刻も早く解決する必要がある」としたうえで、(最近公表された）UNHCRの報告書で、無国籍のフィリピン残留日本人問題の解決が緊急事項とされ、日比間の協力により合同委員会を設置して取り組むことが提言されていることに触れ、「この日比の合同委員会について、外務大臣に伺いたい」と質問。
これに対し、茂木敏充外務大臣は「合同委員会の設置についてを含め、しっかりとフィリピン政府と連携していきたい。申請が増え、認定が増えることにつながるなら是非やっていきたい。どういう形でできるか、検討していきたい」と回答しました。
今後、日本とフィリピンの二国間協力による残留日本人問題解決への進展が期待されます。

参議院・外交防衛委員会審議中継
会議名「外務防衛委員会」、開会日「５月２５日」を選択して検索→下に表示される「外務防衛委員会」のバナーをクリックしてご覧ください。 13分11秒ー23分11秒が該当の質疑応答部分です。