2012年度 日本財団・PNLSC共同事業 フィリピン残留日本人2世一時帰国
~日本人としてのアイデンティティーを取り戻すために~


太平洋戦争の戦場となったフィリピンにおいて、多くの日本人2世たちは、戦中・戦後と社会的、経済的に大変な苦労を背負ってきました。戦後67年経っても 未解決であるフィリピン残留日本人の問題を多くの方々に知ってもらうため、本年も日系人2世が帰国します。

今年は3回の一時帰国を予定しており、第1弾として利光(としみつ)カルロスさん(76歳)を迎えます(7月17日~22日)。カルロスさんは、当所の調査により親族が判明し、帰国期間中に親族と対面するほか、父の出身地である大分を訪れ、お墓参りなどをします。また、昨年12月に就籍申立をしているため、今回の滞在中に家庭裁判所調査官による面接を予定しています。

さらに、一時帰国事業が始まって以来初めてフィリピン政府関係者の参加が決定しました。フィリピン外務省のアジア太平洋局局長と入国管理局長官が残留2世に同行し、残留日本人問題への理解を深めていただきます。


一時帰国期間中の予定
■7月17日
 日本到着
 記者会見・親族との対面
■7月18日
 東京家庭裁判所出廷
 外務省・厚生労働省など表敬訪問
■7月19日
 大分へ移動
■7月20日
 父のお墓参り、生家訪問など
■7月21日
 大分観光
■7月22日
 フィリピンへ


この件に関する問い合わせ先 
特定非営利活動法人 フィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)
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